SPECIAL
TALKお客さま×リフォームアドバイザー
悩みを共有し、プランを話しあい、最善のリフォームを実現する、
お客さまとリフォームアドバイザー。ここでは、そんな両者の特別対談を実施します。
共に大きなプロジェクトを乗りこえたからこそ話しあえる、特別な関係性をご覧ください。
安達様ご夫妻
- ご主人
- 奥さま
- 2003年入社
リフォームアドバイザー
店長
森本 竜馬
BXゆとりフォームとの出会いと、
その背景について
- ご主人
- 森本さんと最初にお会いしたのは、2017年の春でしたよね?
- 森本
- そうです。確か4月頃だったと思います。私のもとに安達さんご夫妻のプロジェクトのお話が来たのが、ちょうど3月あたりでしたので。
- ご主人
- 元々、この家は私の祖母が住んでいました。私自身も、兄弟と一緒に泊まったこともあります。やがて、祖母が体調を崩すようになると、私たち家族も付近に住み、折に触れて様子を見に行っていました。祖母が亡くなった後に、親戚一同が集まって「この家をどうする?」という話になり、検討の結果、私たちでこの家の土地と家屋を購入しようという話になったんです。
- 奥さま
- そうなんです。それで、住むにあたっては、せっかくなのでリフォームをしようという話になって。そこで、主人の伝手を頼って信頼できる業者を探し、辿り着いたのがBXゆとりフォームさんだったんです。
- 森本
- ありがとうございます。私のもとにお話が来た際は「提携している会社の重役の方のご紹介で舞い込んだ、全面改修案件」という触れ込みでした。そのため、ぐっと背筋が伸びたことを覚えています(笑)
- ご主人
- そうして最初にお打ち合わせをしたのが、ちょうど改修前のこの家のリビング。ちょうど、今話しているこの机のあたりでしたよね。
- 森本
- そうでした。当時は今と間取りも大きく違っていて、確か玄関を開けると目の前に階段があって、その左右にドアがあり、それぞれがリビングや部屋に繋がっている、というつくりでしたよね。
- 奥さま
- その点がまさに、リフォームを決めた理由の一つだったんです。というのも、玄関からそのまま2階に上がれる間取りだと、子どもが大きくなった際に「帰宅しても顔を合わせずそのまま2階の自室へ行く」ということがあり得るなと思って。
- ご主人
- そうだね。それから、リビングも新たにしたいポイントの一つでした。広くて明るいリビングや、妻が家事をする際に便利な動線の確保が欠かせないなと感じていて。
- 森本
- 私自身は、個人的に安達さんのご自宅に近しい規模の案件を手掛ける機会が多く、また好きでもありました。そのため、一見して「楽しそうだな、やってみたいな」と感じたことを覚えています。
- 奥さま
- そうですよね。初回のお打ち合わせ時から積極的にアイデアを頂けたので、「この人なら信頼できそうだな」と思ったんです。
- 森本
- ありがとうございます。そう仰って頂けると、嬉しいです。
絶対に欠かせない条件と、
それを叶える工夫
- ご主人
- 先に出た条件だけでも、階段の場所やリビングの広さ、家事の動線などたくさんのリクエストがありますよね。実際、大変だったんじゃないですか?
- 森本
- 2階は、ご夫妻の寝室とお二人のお子さんの部屋というシンプルな間取りでしたので、苦労はありませんでした。お子さんが大きくなった時のために「間仕切りが追加できるようにする」といった工夫をする程度だったんです。一方、1階はやはり頭を捻りましたね。
- 奥さま
- 主人は仕事で忙しいのでなかなか参加できませんでしたが、私と森本さんでは何度も間取りの打ち合わせをしましたよね。
- 森本
- はい。間取りだけで、約3ヵ月ほどかけた記憶があります。それくらい、妥協のない、ご満足頂ける間取りにしたかったんですよね。例えば、階段の位置をどこにするかは大きな課題でした。リビング内に配置すれば、どうしても圧迫感が出ます。ただ、広く明るいリビングというのも、譲れない条件の一つでした。両者をどう叶えるか試行錯誤したことを覚えています。
- ご主人
- その結果、採用したのがこの「オープン階段」でしたね。いわゆる壁ではなく、手すりのように階段が見える仕組みです。こうすることで、階段奥の壁まで視界が通るので、圧迫感は感じません。
- 奥さま
- 段と段のあいだも透明にしてくださったんですよね。これも、広く見える工夫ですか?
- 森本
- そうです。人は視界が遮られると閉塞感を感じるので、できる限り視界が行き渡る仕様にしました。あとは、トイレの位置ですよね。ここは奥さまとたくさん悩んだ記憶があります。
- 奥さま
- 来るたびに、新案を出してくださいましたよね(笑) 本当に、お手数かけました。却下した案もたくさんあったような……。
- 森本
- いえいえ。全然、構わないんです。「リビング」「キッチン」「トイレ」の3つをどう配置するかは重要なポイントで、家事の動線を考えるとリビングとキッチンはほぼ一体化していなければなりません。だとすれば、トイレをどこに置くべきか……というのがキーになりました。
- ご主人
- 結果、一般的な住宅よりも少し小さめのサイズにして、他を優先させたんですよね。その分、壁のクロスなどにはこだわって。
- 森本
- そうですね。トイレのサイズを工夫することで、キッチンの回遊性やリビングの広さを確保しました。トイレのサイズを決める際は、細かい長さなどを調べた上で、「こんな感じになります」とシミュレーションしてお伝えしましたよね(笑)
- 奥さま
- やりましたね。懐かしいです(笑)
いまある家を、大切に長く住む、
という発想
- ご主人
- 実際の施工は、2017年の7月からはじまって、年末頃に終わりましたよね。厳密に決めていた訳ではないのですが、新しい家で新年を迎えられたのでスッキリとしました。
- 奥さま
- 施工中は、何度も足を運ばせてもらいましたね。気心が知れたように職人とやりとりする森本さんの様子を見て、安心しました。
- 森本
- 僕たちにとって、職人は欠かせないパートナーです。どれだけ優れたプランでも、それを作る人がいなければ机上の空論ですから。だからこそ、信頼できる職人を選び、関係性を築き、仕事をお願いすることが重要だと思っています。
- 奥さま
- 職人って少し恐いイメージがあったんですが、実際は皆さん優しい方ばかりでした。
- 森本
- 僕よりも多く、現場に通っていらっしゃいましたもんね(笑) 当社と関わっている職人の多くは、コミュニケーション力のある優れた方々ばかりですよ。私自身も、そういう方とお仕事がしたいと思っています。
- ご主人
- 自分達の中にあった「こういう風にしたい」「こういう暮らしがしたい」といったざっくりしたイメージがプランになり、そして形になっていく様子は、やっぱり嬉しいものですね。
- 森本
- ありがとうございます。イメージ通りだったのなら、とても嬉しいです。その後、お住まいになっていかがですか?
- ご主人
- やってよかったな、というのが正直な感想です。欧米などでは一つの家に長く住むのが当たり前である一方で、日本はいまだ新築志向が強いと言われています。ところが、こうしてリフォームをしてみると、ほとんど新築と変わらないし、むしろ費用面などメリットも大きいと感じます。
- 奥さま
- 今回のリフォームにあたって、断熱材や柱など、現在も使えそうなものはできる限り残してもらいました。お陰で、何となく夫の祖母に守られているような気がするんです。
- ご主人
- リフォーム後に訪れた親戚も「こんなに変わるの?!」と驚くと同時に、「おばあさんが住んでいるみたいだね」と喜んでいました。私たち自身も、愛着がある住み慣れたこの家でこれからも暮らせることを嬉しく感じています。
- 森本
- ありがとうございます。一戸建ては、しっかりリフォームしてメンテナンスをすれば、長く持つものです。お二人のお子さん共々、ご家族皆さんで家を愛して頂けると嬉しいです。個人的には、いずれ、上のお子さんが「自分の部屋が欲しい」と話すようになった際、間仕切り用の壁を作る工事に来れることを楽しみにしています。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
- ご夫妻
- こちらこそ、よろしくお願いします。